※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。

2-4. REPL での実行

2024年1月12日

概要

コマンドラインコンパイラ kotlinc では、Java バイトコードへのコンパイルのほかに、REPL (Read-Eval-Print Loop) でプログラムを実行できます。
REPL では、対話的にプログラムを読み込んで、実行して結果を表示する形となります。

準備

コマンドラインコンパイラを準備するのみです。

実行例

  1. コマンドプロンプトを起動します。
    [Windows] キー と [s] キーを同時に押し、検索欄で [コマンドプロンプト] あるいは [cmd]と入力します。
    表示された [コマンドプロンプト] をクリックします。
cmd でコマンドプロンプトを検索

  1. 引数なしで kotlinc を実行します。
  1. プロンプトが変わったら以下と Enter を入力します。
println("Hello World!")

kotlinc を実行して初めて実行する場合は、応答があるまで数秒かかるかもしれません。

  1. 実行結果が表示されます。
Kotlin REPL 開始

補足)
出力時に入力したコードが繰り返し出力される形となり、少しわかりづらくなっています。
println(“Hello World!")Hello World!

これは、報告済みの挙動となり修正が検討されているようです。
https://youtrack.jetbrains.com/issue/KT-23615
https://youtrack.jetbrains.com/issue/KT-22990

IntelliJ IDEA や Android Studio で REPL

IntelliJ IDEA や Android Studio でも REPL は可能です。

プロジェクトを開いているときに [Tools] メニュー – [Kotlin] – [Kotlin REPL (Experimental)] をクリックすると、下側に REPL 用の対話型コンソールが開きます。

コードを入力して、Ctrl + Enter で実行できます。

IntelliJ IDEA 経由で REPL 実行
IntelliJ IDEA - REPL - Hello World