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HHKB Studio キーマップ変更と英語配列でのカーソルキーや日本語入力について

概要

HHKB Studio と HHKB Professional HYBRID Type-S でのキーマップの変更方法、および 英語配列キーボードを使った時の日本語入力時の Tips について記載しておきます。

Happy Hacking Keyboard キーマップ変更ツール

HHKB Studio と HHKB Professional HYBRID Type-S のキーマップを変更するには、専用のソフトウェアで行います。
また、HHKB Studio と HHKB Professional HYBRID Type-S では、それぞれ別のキーマップ変更ツールを利用します。
それぞれ HHKB のホームページよりダウンロード可能です。

Happy Hacking Studio Keyboard キーマップ変更ツールのダウンロードとインストール

HHKB のホームページ 右上の DOWNLOAD から [ツール] をクリックし、Happy Hacking Keyboard Studio キーマップ変更ツール をダウンロードします。

今回は一緒にファームウェアもダウンロードしておきます。

HHKB のホームページ – DOWNLOAD からは、各種 説明書やマニュアルも参照できます。

ダウンロードした HHKBStudioKeymapTool_103.exe を実行しインストールします。
セットアップウィザードに従ってい進めるのみで難しい部分はありません。

HHKB Studio のキーマップ変更ツール

Happy Hacking Keyboard Studio キーマップ変更ツールを利用する場合は、USB ケーブルでパソコンと接続する必要があります。
USB ケーブルで接続していない場合は、キーボードが見つけられずエラーとなります。

Happy Hacking Keyboard Studio キーマップ変更ツールを起動すると以下のような画面が表示されます。

キーボードの絵の上の各タブで、標準と Fn1 ~ Fn3 を押したときのキーマップが確認できます

HHKB Studio のファームウェア更新

購入したばかりの場合は、可能であればファームウェアを更新したほうがよいでしょう。
[キーボードファームウェア更新] ボタンをクリックし、ダウンロードしておいたファームウェアファイルを選択して HHKB へ書き込みを行う形となります。
(ファームウェア更新中はキーボードが利用できなくなります。)

HHKB Studio キーマップ編集画面

キーマップを変更する際は、[キーマップ編集] をクリックします。

下のほうに選択可能なキーやハードウェア機能、ショートカットが表示されます。
単にひとつのキーを別のキーに入れ替えるだけでなく、マウスの左クリックやポインティングスティックの速度変更などのハードウェア機能や、Ctrl + Alt + Del などのキーの組み合わせを特定のキーに割り当てることも可能です。

上部に表示されている割当先のキーをどこにするかを先に選ぶ形でも、下部に表示されている割り当てたいキー・機能を先に選ぶ形でも どちらからでも変更はできました。

ディップスイッチの変更とキーマップ変更ツールでの表示

キーボード背面の電池ボックスのふたを開けるとディップスイッチがあります。
各ディップスイッチの説明は右側に記載されていますが、ディップスイッチでも BS (バックスペースキー) と Del キーを入れ替えることができます。

Happy Hacking Studio キーマップ変更ツールの画面においても、ディップイッチのところにマウスをポイントすると説明が表示されます。

HHKB Professional HYBRID Type-S では、BS <-> Del だけではなく、◇ (Windows キー) と Alt の入れ替えをディップスイッチで変更できたのですが、HHKB Studio では、BS <-> Del の変更のみとなったようです。


BS と Del キーについては、ディップスイッチで入れ替えました。(SW5 を On )
ディップスイッチを入れ替えた後、Happy Hacking Studio キーマップ変更ツールを起動しなおすと、左上のディップスイッチの表示も連動して変更されることがわかります。

実際にキーマップを変更した結果

私は、左の Alt キーと 左の◇ (Windows) キー、および 右の Alt と 右の ◇ (Windows) キーをそれぞれ入れ替えた形がよいのですが、記載した通りディップスイッチでは変更できなくなったのでツールで変更しています。
それぞれ選択して、HHKB へ書き込み をクリックするだけです。

設定完了


一度 HHKB に書き込むと、ほかのパソコンなどに接続しても、そのキーマップのままになります。

カーソルキーの場所

私個人としては、かな入力は行わないので、スペースキーが長く、Delete/BS キーがよりホームポジションにより近い英語配列キーボードが好みです。
ただし、英語配列の HHKB Studio は カーソルキーが独立しておらず、Fn との組み合わせでカーソルキーを入力する形になります。
私の場合は、右手の薬指か小指で Fn を押しながら、[ ; ' / のキーを右手の人差し指か中指で押す形にしています。
HHKB Professional HYBRID Type-S の英語配列キーボードを使い始めた当初は少し困惑しましたが、慣れると見なくてもカーソルキーは操作できるようになります。
HHKB Studio の英語配列も同様なので、カーソルキーについては HHKB Studio でも違和感なく使えています。

英語配列と日本語入力の Tips

英語配列のキーボードで、日本語入力への切り替えを気にされる方がいらっしゃるかもしれません。

懸念されている通り、英語配列キーボードには全角/半角 キーはありません。
Windows の場合、デフォルトでは Alt + `(バッククォート) で日本語入力を切り替えられます。
慣れるとそれでも問題ないのかもしれませんが、私は 右側の Alt キーに 日本語切り替えを割り当てています。

ポイントは、上記のとおり ◇ と Alt を入れ替えたので、右 Alt は、スペースキーのすぐ右側にあるということです。
右手の親指で、この 右 Alt を押して全角日本語・半角英語の入力切替えを行います。

右 Alt に日本語入力の切り替えを割り当てるには、HHKB Studio の場合 いくつか方法が考えられます。

  1. Windows 上で動作する 別のキーマップ変更ツールを利用する。(Microsoft Power Toys など)
  2. レジストリを変更して、AX 配列のキーマップを割り当てる。
  3. Happy Hacking Keyboard Studio キーマップ変更ツール で右の Alt に Alt + ` のrショートカットを割り当てる。

Windows のみで使う場合はどれでもよいかもしれませんが、私個人としては 1. の方法で Microsoft Power Toys で行っています。

それぞれの方法を記載しておきます。
実施する場合はどれかひとつのみとしてください。(複数同時に行うと意図した動作になりません。)

Windows 上で動作する 別のキーマップ変更ツールを利用する。(Microsoft Power Toys など)

Microsoft Power Toys で、右の Alt に 日本語入力切替 (IME Kanji) を割り当てます。

まずは、入手とインストールです。公式サイトからダウンロードします。
ここでは GitHub から Machine wide – x64 をダウンロードしています。(環境に合わせて別のインストーラーでも可です。)

ダウンロードした PowerToysSetup-0.80.1-x64.exe を実行してインストールします。ウィザードに従って進めるだけです。

インストール後、Power Toys を実行します。
Keyboard Manager を選択し [設定を開く] をクリックします。
その後、Keyboard Manager を有効にする のトグルスイッチをオンにして、[キーの再マップ] をクリックします。

キーの再マップの画面で、[選択] をクリック後に 右の Alt のキーを物理的に押し、[選択されたキー:] に [Alt(Right)] が表示されることを確認して [OK] をクリックします。
その後、右側でブランクとなっているドロップダウンリストをクリックして [IME Kanji] を選択します。
そして、右上の [OK] をクリックします。警告が表示されますが [それでも続行する] をクリックします。
設定の画面に戻るので、[Alt(Right)] から [IME Kanji] が設定されていることを確認します。

これで、右 Alt で日本語入力切替ができるようになりました。

メリットとしては、Microsoft のツールによる GUI の設定なので間違いなどが起こりにくい
デメリットしては、PCごとに Power Toys のインストールが必要となり、ンストールのためにディスク容量も必要となることと、Power Toys は複数のツールから成るのでデフォルトだと他のツールも動くこと
などがあげられると思います。

レジストリを変更して、AX 配列のキーマップを割り当てる。

AX 規格は PC/AT互換機にハードウェア的な方法で日本語機能を追加したパソコンの規格のひとつで、
AX 規格で採用された日本語用のキーボードレイアウトが AX 配列です。
(参考: AXキーボードとは – はてなキーワード , AX – Wikipedia)

ざっくりとした感触では、記号などは英語配列と同じで、無変換キーや変換キーがスペースの左右にあるキーボード配列になっています。
参考 : https://commons.wikimedia.org/wiki/File:KB_Japanese_AX_keyboard.svg

英語配列のキーボードに対して、AXキーボード配列のドライバを読み込むことで、右 Alt が日本語切り替えのキーになります。

レジストリを誤って編集すると、オペレーティング システムを完全に再インストールする必要がある重大な問題が発生し、データが失われる可能性があります ので、十分に注意してください。自信がなければ実施すべきではありません。

設定方法は、レジストリエディタを起動し、レジストリキーのバックアップ後に以下の値を設定する形となります。
レジストリキー: HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters

値の名称データ型
LayerDriver JPNREG_SZkbdax2.dll
OverrideKeyboardIdentifierREG_SZAX_105KEY
OverrideKeyboardSubtypeREG_DWORD1
OverrideKeyboardTypeREG_DWORD7

まず、レジストリエディアを起動し、既存の設定をエクスポートしておきます。(後で戻す場合に必要です。)
スタートボタンを右クリックして、[ファイル名を指定して実行] を開き、regedit と入力して OK とします。
表示されたレジストリエディタの左側のツリーで HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters を探します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters を右クリック – エクスポートをクリックし、適当な名前を付けて保存します。

次に設定変更です。対象のレジストリの値のデータを変更します。
この環境では OverrideKeyboardType は すでに 7 だったので変更自体は行いませんでした。

設定後、Windows を再起動すると変更されています。

メリットとしては、追加のツールのインストールが不要であること
デメリットとしては、レジストリの操作に不慣れな場合は予期せぬ結果となる場合があること、そもそも AX配列自体を 英語101キーボードに割り当てるというイレギュラー方法なので環境やアプリケーションによっては予期せぬ動作となる場合があること
などでしょうか。

Happy Hacking Keyboard Studio キーマップ変更ツール で右の Alt に Alt + ` のrショートカットを割り当てる

3 つめは、Happy Hacking Keyboard Studio キーマップ変更ツール で、Alt + ` バッククォート のショートカットを、右の Alt キーに割り当ててしまう方法です。

これは、作業自体は簡単で Happy Hacking Keyboard Studio キーマップ変更ツールで ショートカットを割り当てる機能を使います。
以下では、ショートカットで Alt R を選択していますが、Alt L でも動作します。

メリットは、HHKB Studio 自体に書き込まれるので、ほかの PC に HHKB を接続した場合でも PC 側の設定は行わずに利用できること
デメリットは、Windows 以外のコンピュータやタブレット、スマートフォン (macOS や iOS , Android など) に接続した場合にもこのキーマップが使われてしまうので Windows 以外では意図しない動作となる可能性があること
などでしょうか

ポインティングスティックと Fn2 ボタンについて

キーマップの変更ではないですが、便利なので念のため記載しておきます。
マウスキーの真ん中 (Fn2) ボタンを押しながら、ポインティングスティックを動かすことでスクロール機能が使えます。(スタートアップガイドには書いてあります。)
いわゆる ThinkPad トラックポイント キーボード と同じような使い方ができる ということです。

マウスやトラックボールまで手を動かさなくてもできる作業が増えるので、個人的には このポインティングスティックによるスクロールは非常に便利だと思います。

これが分かっていれば、ジェスチャーパッドの MW (マウスホイール) 分を、別に割り当てて余裕が出るかもしれません。


参考となれば幸いです。