Windows 11 24H2 (Home/Pro) をローカルアカウントでセットアップする
概要
Windows 11 24H2 が 2024年10月にリリースされ、インストールイメージも入手できるようになりました。
Windows 11 24H2 でローカルアカウントでセットアップする方法を試しましたので情報残しておきます。
Windows 11 のインストールイメージの入手
パッケージ版
パッケージ版を amazon.com などで購入すると インストールイメージが入った USB メモリが付属されてきます。
Windows マークの USB メモリが欲しい方は、パッケージ版を買っておくとよいでしょう。
Windows 11 24H2 版の USB メモリになるまでは、少し時間がかかると思います。
(私の手元にあるパッケージ版の USB メモリは、読み取り専用となっていますが、未割当領域含めて 64GB のUSB メモリでした。)
Windows 11 のダウンロード
新しいバージョンがリリースされたあとは、ダウンロードして入手するのが確実です。
Microsoft の公式サイトからインストールメディアをダウンロードできます。
Windows 11 のダウンロード
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11
以下のどちらかで作成する形となります。
- Windows 11 のインストール メディアを作成する
- x64 デバイス用 Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする
Windows 11 のインストール メディアを作成する
Microsoft の公式サイトで [Windows 11 のインストール メディアを作成する] のダウンロードをクリックすると、 mediacreationtool.exe がダウンロードできます。
mediacreationtool.exe を実行すると インストールメディアを作成できます。
仮想マシン向けには ISO の方が使い勝手がよいので、以下では ISO ファイルを作成した例です。
x64 デバイス用 Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする
Windows 11 のダウンロード ページの [x64 デバイス用 Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする] では、直接 ISO ファイルがダウンロードできます。
作成されるインストールメディアの違い
それぞれの方法で作成される インストールイメージは サイズなどが違います。具体的には そのメディアでインストールエディションが異なります。
Windows 11 24H2 Home/Pro をローカルアカウントでセットアップする方法
ここでは、便宜上 VMware Workstation 17 Pro 上の仮想マシンでテストしていますが、物理マシンにセットアップする際も同じようにできます。
Windows 11 24H2 Home / Pro をローカルアカウントでセットアップする方法は、2つあります。
- (Proのみ) セットアップ中にインターネット接続できる状態にして、[職場または学校用に設定する] から行う方法
- (Pro/Home 共通) セットアップ中はインターネットから切り離し、oobe/BypassNRO.cmd で行う方法
(Proのみ) セットアップ中にインターネット接続できる状態にして、[職場または学校用に設定する] から行う方法
(Proのみ) セットアップ中にインターネット接続できる状態にして、[職場または学校用に設定する] から行う方法 は、別ページ VMware Workstation Pro に Windows 11 Pro の仮想マシンを作成 の方法と同じなりますので、そちらをご参照ください。
(Pro/Home 共通) セットアップ中はインターネットから切り離し、oobe/BypassNRO.cmd で行う方法
(Pro/Home 共通) セットアップ中はインターネットから切り離し、oobe/BypassNRO.cmd で行う方法 は、24H2 より前のバージョンでも用いられていた方法です。
Windows 11 24H2 Home/Pro でも実行可能でしたので、確認結果踏まえて記載します。
インターネットから切り離した Windows 11 24H2 Home でローカルアカウントでセットアップする方法
補足) スクリーンショットは Home ですが Pro でも同様にできることは検証済みです。
まずは、ネットワークを切断します。
物理のコンピュータであれば LAN ケーブルを抜いておきます。
仮想マシンの場合は、仮想マシンの設定のネットワークアダプタで、[接続済み]、[起動時に接続] のチェックを外しておきます。
(仮想マシンがパワーオフの状態なら [起動時に接続] のチェックを外します。)
Windows 11 24H2 のセットアップを行います。
画面の指示に従って進めると [ネットワークに接続しましょう] の次には進めない状態となります。
ここで Shift + F10 を入力します。
コマンドプロンプトが起動されるので、oobe\BypassNRO.cmd
と入力し Enter します。
実行後、自動的に再起動がかかります。
同じところまで進めると、[インターネットに接続していません] が表示されるので、これをクリックして進めます。
あとは画面の指示に従って、パスワードやセキュリティの質問、デバイスプライバシーの設定を行えば完了です。
システム > バージョン情報などから確認するとローカルアカウントでセットアップできたことが確認できます。
インターネット未接続のままだと、スタートメニューのアイコンがブランクになってしまうようですが、インターネットに接続できるようにすれば表示されます。
(物理コンピュータなら WiFi を設定してインターネットに接続すればよいです。)
ローカルアカウントのセットアップができないときの画面の流れ
参考までに、 Windows 11 24H2 Home で ネットワークに接続したまま セットアップ行おうとした際の画面の流れも載せておきます。
これは oobe\BypassNRO.cmd を実行しても [インターネットに接続していません] が表示されない例です。
4つ目の画面で [インターネットに接続しましょう] ではなく、[更新プログラムのチェックをしています] になります。
oobe\BypassNRO.cmd は実行できますが、再起動後も [インターネットに接続していません] のリンクは表示されないので、ローカルアカウントでのセットアップができません。
この画面のような流れとなった場合は、インターネットに接続できている状況なので、ローカルアカウントでセットアップしたい場合は、ネットワークを切断し WiFi も設定せずに、再起動してやり直す形です。
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参考となれば幸いです。