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VMware Workstation Pro に Windows 11 Pro の仮想マシンを作成

2024年10月6日

概要

VMware Workstation Pro 17 に仮想マシンを作成し、ゲスト OS として Windows 11 Pro をインストールした際の情報を残しておきます。

例えば、スクリーンショットや動画をとるための素の Windows 実行環境として使ったり、アプリケーションのテストや想定と違っていたらスナップショットをとっていた時点に戻したりなど、物理マシンを用意するよりもより柔軟な使い方ができると思います。

Windows 11 のインストールイメージの入手

仮想マシンに Windows 11 をインストールするためには、インストール用のイメージが必要となります。

Windows 11 Pro パッケージ版

私が購入した時点では、オンライン版よりもパッケージ版のライセンスのほうが安いという状況でしたので、パッケージ版を購入しています。

amazon 経由で購入する場合は、いくつかの販売元から購入できる場合がありますが amazon.co.jp から販売されているものを購入するのが無難だと思います。
販売元が amazon.co.jp でなければ、ほかの出品者のところから探せます。
(ほかの家電量販店からでもよいですが、信頼できる販売元から購入するとよいでしょう。)

  • 販売元 : amazon.co.jp
  • 販売元 : amazon.co.jp
  • カスタマーサービス : amazon.co.jp

Windows 11 Pro のパッケージ版の外観などは以下のような形です。
パッケージ版には、プロダクトキーが書かれているカードと、インストールイメージが記録されたブータブルな USB メモリが入っています。
2024年09月末に購入したパッケージ版は Windows 11 23H2 のイメージでした。

Windows 11 のダウンロード

Microsoft の公式サイトからもインストールメディアをダウンロードできます。

Windows 11 のダウンロード
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11

以下のどちらかで作成する形となります。

  • Windows 11 のインストール メディアを作成する
  • x64 デバイス用 Windows 11 ディスク イメージ (ISO) をダウンロードする

それぞれから作成されるメディアは少し異なりますが、自分がライセンスを所持しているエディションが含まれる形で作成すれば、どちらでもインストール上の問題はないです。

本稿更新時点では Windows 11 24H2 がダウンロードできます。

VMware Workstation Pro 17 で仮想マシンを作成して Windows 11 24H2 Pro をローカルアカウントでインストールする

プロダクトキーとインストールイメージが用意できたので、仮想マシンを作成して Windows 11 をインストールしてみます。
ここでは、より新しい Windows 11 24H2 のインストールを行いたいので、マイクロソフトのサイトからダウンロードした ISO イメージを使っています。

プロダクトキーは後から入力したいので、その部分はスキップするようにしています。

また、Windows 11 24H2 でも Pro Edition であれば、ローカルアカウントのセットアップは可能でした。
Microsoft アカウントとの紐づけはインストール後に行いたいので、ここではローカルアカウントでのセットアップとしてあります。

Home Edition やインターネット未接続環境で ローカルアカウントでのセットアップを行う方法については以下をご参照ください。

仮想マシンの作成

まずは、仮想マシンの作成からです。

VMware Workstation Pro 17 を起動して、ファイルメニュー あるいは ホーム から [新規仮想マシンの作成] からできます。
ここでは、CPU とメモリを変更するため、標準ではなく [カスタム] で進めています。

仮想マシンに Windows 11 をインストールする

仮想マシンが作成できたら、ゲストOS として Windows 11 Pro をインストールします。
インストール用の ISO イメージは、すでに仮想マシンに接続済みなので、仮想マシンの電源を入れて進める形です。

仮想マシンパワーオン後です。
CD イメージからブートするために、[Press any key to boot from CD or DVD…] が表示されたら、何かキーを入力します。
以前のバージョンをインストールしたことがある方は気づかれるかもしれませんが、Windows 11 24H2 のセットアップの画面は Windows 11 23H2 以前とは少し変わっています。

途中、プロダクトキーの入力がありますが、あとからの入力とするため、ここでは [プロダクトキーがありません] を選択してスキップしています。

この後、そのままセットアップウィザードが始まります。

Windows 11 のセットアップウィザードと、ローカルアカウントでのセットアップ方法

Windows 11 Pro 24H2 でもローカルアカウントでのセットアップは可能です。ただし、この後に記載する方法では インターネットへの接続が必要です。
上記のスクリーンショットにあるような形で仮想マシンのネットワークを NAT で構成しておけば、VMware Workstation Pro を動かしている土台の Windows 側がインターネットに接続されていれば仮想マシンもインターネットに接続できます。
インターネット未接続環境でローカルアカウントでセットアップする方法は別途記載予定です。

基本的には、ウィザードに従って進めていけばよいです。
[2つ目のキーボードレイアウトを追加しますか?] の後にインターネットへの接続が行われます。インターネット未接続環境だとここでネットワークのセットアップ画面にになります。

[このデバイスをどのように設定しますか?] の画面で、[職場または学校用に設定する] を選ぶのがポイントです。
(Home Edition ではこの選択肢が出ないため、この方法ではローカルアカウントでのセットアップはできません。)

[職場または学校用に設定する] のあとは、[サインインオプション] – [代わりにドメインに参加する] と進めていくとローカルアカウントでのセットアップができます。

インストール後、システム – バージョン情報 から確認するとローカルアカウントで設定できていることがわかります。

VMware Tools のインストール

VMware Workstation で動作させる仮想マシンの場合は、VMware Tools をインストールしておくと、仮想マシンがより柔軟に操作できるのでインストールしておくとよいです。
仮想マシンコンソールと土台コンピュータとの間でのマウスやキーボードの行き来がやりやすくなったり、VMware Workstation Pro からゲストOSのシャットダウンが可能になったりします。

インストールの方法は、仮想マシンのメニューやタブを右クリックして、[VMware Tools のインストール] を選択する形です。
仮想 CD/DVD ドライブに VMware Tools インストール用のイメージがマウントされるので、その中の setup64.exe を実行し あとはウィザードに従って進めるだけです。

Windows のライセンスについて

今回は Windows 11 のインストール時にプロダクトキーを入力しなかったので、まだライセンス認証されていません。
クライアントOS のアクティベーションの猶予期間は 30日のようなので、それまでの間にプロダクトキーを入力し、ライセンス認証を行う形となります。

あとからライセンスを入れるメリットとしては、仮想マシン丸ごと一回削除したい状況になった場合などでしょうか。
例えば、

  • Windows OS インストール後、ある程度のソフトウェアをインストールし、特に問題なければライセンスアクティベーションし、問題があれば仮想マシンごと削除して すっきりとやりなおし
  • Windows OS インストール後に、やっぱり仮想ディスクサイズをもう少し小さくしたくなったので、仮想マシンを削除して作り直し

など

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以上、参考となれば幸いです。