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HP EliteDesk 800 G5 SFF (グラフィックスカード GeForce RTX 3050 LP 6G 増設)

2024年8月24日

概要

HP EliteDesk 800 G5 SFF に GeForce RTX 3050 LP 6G OC を追加してみましたので、情報残しておきます。

別ページでも記載しましたが、HP EliteDesk 800 G5 SFF には、ロープロファイルの PCI Express x16 のスロットがあります。
本稿更新時点で、ロープロファイル対応 かつ 補助電源不要な グラフィックスカードという条件下では、 NVIDIA GeForce RTX 3050 6G は比較的高性能な部類に入ると思います。
※ グラフィックスカード、グラフィックカード、グラフィックスボード、グラフィックスボード、グラボ と色々と呼び方はあるみたいですが、ここでは NVIDIA のサイトの表記に従ってグラフィックスカードとしておきます。

今回は、MSI の GeForce RTX 3050 LP 6Gを購入して取り付けました。

MSI GeForce RTX 3050 LP 6G

MSI のサイトの情報は以下です。
https://jp.msi.com/Graphics-Card/GeForce-RTX-3050-LP-6G

製品型番 GeForce RTX™ 3050 LP 6G
搭載GPUNVIDIA® GeForce RTX™ 3050
コア数2304 Units
コアクロック(MHz)Boost: 1470 MHz
メモリタイプ6GB GDDR6
メモリスピード14 Gbps
メモリバス幅 (bit)96-bit
HDCPサポートY
消費電力 (W)70 W
推奨電源ユニット容量 (W)TBD
重さ (g)311 g / 525 g
サイズ174 x 69 x 42 mm
DirectX対応バージョン12 Ultimate
OpenGL対応バージョン4.6
最大同時出力画面数3
映像出力端子DisplayPort x 1 (v1.4a)
HDMI™ x 2 (Supports 4K@120Hz as specified in HDMI™ 2.1)
G-SYNC™ technologyY
最大画面解像度(デジタル)7680 x 4320
https://jp.msi.com/Graphics-Card/GeForce-RTX-3050-LP-6G/Specification

GeForce RTX 3050 6G を搭載したグラフィックスカードはいくつありますが、MSI Afterburner というユーティリティを使いたかったので、念のため MSI 製品の GeForce RTX 3050 6G にしています。
注) MSI Afterburner は、MSI 製以外の グラフィックスカードにも利用できるようです。

外観

まずは外箱です。

次に、内容品です。

  • MSI GeForce RTX 3050 LP 6G 本体 (ノーマルプロファイル用のブラケット取り付け済み)
  • ロープロファイル用ブラケット
  • Quick Start Guide
  • 保証書

Quick Start Guide は、RTX 3050 6G 用ではなく、汎用的なドキュメントが入っていました。(なのでブラケットの交換方法については記載なし)

GeForce RTX 3050 LP 6G 本体 です。

ロープロファイル用のブラケットに交換してみます。
ブラケットを止めているネジは、基盤のところに2つと モニター用の出力ポートの真ん中に 1つ あります。
基盤のところのネジの1つは、ファンのプラスチック部分が干渉してこのままではドライバが届きません。

そのため、一旦ファンを止めているネジを外します。
側面にそれぞれ 2つずつあります。
固めに締まっているので、ネジ山をなめてしまわないように、適切なドライバで慎重に外します。

ファンを止めているネジを外すと、少しスライドできるようになるので、基盤のネジに届くようになります。(写真左側)
ブラケットを取り外すと右のような形になります。

ロープロファイル用のブラケットに交換した後です。

HP EliteDesk 800 G5 SFF に MSI GeForce RTX 3050 LP 6G を搭載してみた

次に、HP EliteDesk 800 G5 SFF に搭載してみます。

フタあけてフロントベゼルを外し、ドライブケージを上げます。(参考 HP EliteDesk 800 G5 SFF (外観、分解))

装着までは簡単です。
PCI-Express x16 のスロットとその隣の PCI ブランクパネルを 合計 2つ外して
MSI GeForce RTX 3050 LP 6G のコネクタの切込み部分をスロットに合わせてまっすぐ上から押しこむ形です。

ただし、問題が一つ出てきます。
ドライブケージの 3.5 インチ用のディスクを止めるための金具と RTX 3050 の端が干渉して、ドライブケージが戻せず、フタが閉められなくなることです。
(下の写真の矢印のところが干渉する)
わずかな干渉に見えますが、このまま無理やりドライブケージを戻そうとすると、グラフィックスカードが曲がってしまいます。

なので、この金具は外しちゃいます。 (3.5 インチドライブ 1つ分の拡張はできなくなりますが、どうしても必要なら、ネジと金具での固定ではない方法で HDD/SSD を固定すればよいわけですし。)

外し方は、金具の取っ手とは反対側を持ち上げて 横にスライドさせる形です。
下の写真だとマイナスドライバで行っていますが、ドライブケージ側に傷がついてしまいますので、マイナスドライバでの取り外しあまりお勧めできないです。
ドライバとドライブケージの紙などを挟むか、固めのプラスチック製のピックがあればそちらのほうがよいです。

ドライブケージの金具の外し方

  1. ①の方向から、金具の下側にドライバや固めのピックなどを潜り込ませる。(ドライブケージ側に傷がつくので、ドライバを布で包むのが推奨)
  2. 金具を少し浮かせる。(②の方向)。
  3. 浮かせたまま、③の方向に金具をスライドさせる。

金具を取り外して、ドライブケージを元に戻してフタを閉められる状態にしたのが以下です。
専用に設計したのかと思えるほど、ピッタリと収まります。

MSI GeForce RTX 3050 LP 6G 取り付け後

ドライバのアップデート

MSI GeForce RTX 3050 LP 6G 取り付けた後、Windows を起動します。
しばらくすると自動的にドライバが適用されて、RTX 3050 と認識されます。

よりよりパフォーマンスを出すため、最新のドライバを使ったほうがよいです。
ドライバダウンロードについては、最終的には NVIDIA のサイトにたどり着きますが、念のため MSI のサイトからたどっていきます。


まずは、MSI のサイトを開きます。
https://jp.msi.com/

上部の [サービス] をクリックし、開いたサポートの画面で下にスクロールします。
[グラフィックスカード] をクリックします。

検索のボックスで 3050 と入力し検索します。

表示された結果から Geforce RTX 3050 LP 6G をクリックします。

Graphics Cards – GeForce RTX™ 3050 LP 6G のページが表示されます。
https://jp.msi.com/Graphics-Card/GeForce-RTX-3050-LP-6G

上部の [サポート] をクリックします。そのあと、[Drivers & Downloads] が選択されていなければクリックします。

[ドライバ] のタブ内の NVIDIA のリンクをクリックします。
NVIDIA http://www.nvidia.co.jp/Download/index.aspx?lang=jp


NVIDIA のドライバダウンロードサイトにて、ドライバの手動検索で以下を選択して [探す] をクリックします。

  • [製品カテゴリを選択] : GeForce
  • その下の [製品シリーズを選択] : GeForce RTX 30 Series
  • 3番目の [製品を選択] : GeForce RTX 3060
  • 4番目 [オペレーティングシステムを選択] : Windows 11 (ここは実際の各環境に合わせる形になります。)
  • 言語のところは Japanese のまま

表示されたドライバの GeForce Game Ready ドライバの [詳細を見る] ボタンをクリックします。

ドライバの詳細画面の左上の [ダウンロード] をクリックし、ダウンロードします。

ダウンロードされた .exe ファイルを実行してドライバのインストールを行います。(本稿更新時点では 560.94-desktop-win10-win11-64bit-international-dch-whql.exe がダウンロードできました。)

途中で以下のインストールコンポーネントの選択がありますが、ドライバインストールのみの場合は、[NVIDA グラフィックス ドライバー] を選択して進める形です。
必要なら GeForce Experience をインストールしてもよいと思います。

インストール後、デバイスマネージャから確認すると、新しいドライバが適用されていることがわかります。


MSI Afterburner

MSI Afterburnerは、MSIグラフィックスカードのパフォーマンス向上とデバイス情報の監視ができます。

MSI Afterburner ダウンロードとインストール

ダウンロードは、上記の MSI のグラフィックカードのサポートページから可能です。
https://jp.msi.com/Graphics-Card/GeForce-RTX-3050-LP-6G
 → [サポート] – [Drivers & Downloads] – [ユーティリティ]

OS を選択後、スクロールダウンし、MSI Afterburner 右の [ダウンロード] ボタンをクリックします。

安定版は [4.6.5 (Final)] をクリックします。
以下は、4.6.5 をダウンロード、インストールした例です。



ダウンロードした MSIAfterburnerSetup.zip を解凍し、MSIAfterburnerSetup465.exe を実行、ウィザードに従ってインストールします。
途中 インストールするコンポーネントの選択がありますが、MSI Afterburner だけ必要な場合は、Norton 360 for Gamer のチェックは外します。
さらに進めると 再度インストールコンポーネントの選択がありますので、MSI Afterburner だけ必要な場合は RivaTuner Statistics Server のチェックを外して進めます。

インストール後、作成されたショートカットやスタートボタンから After Buner を起動できます。

MSI Afterburner 使い方

MSI Afterburner の使い方の詳細は MSI のサイトを参照していただくのがよいかと思います。

MSI Afterburnerの使い方

主に グラフィックスカードのオーバークロックを行ったり、ハードウェアの監視が可能です。
MSI Afterburner 事態の見た目を変えるスキンもいくつかありますので、好みに応じて変更できます。

ベンチマーク

GeForce RTX 3050 LP 6G のベンチマークの結果については、検索するといくつか出てくると思いますが、念のためこの環境での結果についても記載しておきます。

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークの結果です。
https://jp.finalfantasyxiv.com/benchmark

別ページに記載した環境 の HP EliteDesk 800 G5 に、4K まで出力可能なモニタを接続しての結果です。
4K と FHD の解像度のみを設定・変更し、その他はデフォルトのままとしています。


4K (3840×2160)

4K (3840×2160) での結果です。

Full HD (1920×1080)

FHD (1920×1080) での結果です。


試しに グラフィックスカードの GPU 上の CPU やメモリを MSI Afterburner でオーバークロックされた際の結果は以下となります。
数値は少し上がりますが、オーバークロックによる故障は保証外となるので、実施される場合は自己責任となります。

保証規定 – Graphics Cards – Gaming Graphics Cards
https://jp.msi.com/page/warranty

保証責任の除外

上記の保証は、本製品が保証期間中であるか、保証期間外であるかにかかわらず、次のような場合には適用されません。

1. 事故、乱用、災害、不適切な使用(マイニングやオーバークロックを含む)、不適切な保守、不適切な梱包、怠慢、誤用、操作ミスなどにより損傷を受けた場合

https://jp.msi.com/page/warranty

参考となれば幸いです。

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