HP EliteDesk 800 G5 SFF (HDD, SSD 増設)
概要
ここまで HP EliteDesk 800 G5 SFF の概要やグラフィックスカード (MSI GeForce RTX 3050 LP 6G OC) の増設について記載しましたが、
その際 3.5 インチ あるいは 2.5 インチのドライブベイが空いていることにも少しふれました。
試しに、余っていた 3.5 インチのハードディスクや 2.5 インチの HDD, SSD を増設したらどうなるか確認してみました。
お好きな 内蔵型ハードディスクドライブ を追加できます。
HP EliteDesk 800 G5 SFF のドライブケージ
以下のページでもドライブケージについて少しふれましたが、改めて記載します。
作業に当たっては、Maintenance and Service Guide を参照するとよいです。
探し方は、別ページ に記載しています。
HP EliteDesk 800 G5 SFF は、フタ (アクセスパネル) と フロントベゼルを外すとドライブケージを持ち上げられます。
物理的には、3.5インチのドライブベイが2つと、2.5 インチのドライブベイが 1 つあります。
黄色のところが 3.5 インチのドライブベイで、オレンジのところが 2.5 インチのドライブ塀です。
HP EliteDesk 800 G5 SFF の SATA コネクタ
システムボード(マザーボード) 側の、SATA ポートは 3つあり、1つはすでに DVDマルチドライブで利用されています。
したがって、そのまま使う場合は 2台のドライブの増設が可能です。
Maintenance and Service Guide によると 濃いブルーが SATA0, フロントベゼル側の水色が SATA2, 残りが SATA1 となっています。
システムボード上のラベル | 色 | コンポーネント |
---|---|---|
SATA0 | 濃い青 | ハードドライブ |
SATA2 | 薄い青 | プライマリハードドライブ以外の任意のSATAデバイス |
SATA1 | 薄い青 | プライマリハードドライブ以外の任意のSATAデバイス |
空いているのは、SATA0 と SATA2 です。
グラフィックスボードを追加済みの場合
私の今回の構成の場合は、すでに MSI GeForce RTX 3050 LP 6G OC をすでに増設済みですが、
その増設の際に記載した通り、グラフィックスボードと干渉してしまうため、上の写真の右側の 3.5 インチベイの金具を取り外しています。
また、そもそも システムボード側の SATA のコネクタも 2つしか空いてません。
したがって、3.5 インチベイのひとつ分は利用せず、残りの 3.5 インチドライブベイ と 2.5 インチベイ側にも HDD を追加してみます。
HDD の取り付け
HDD ドライブを確実に固定するには、専用のネジが必要です。
Maintenance and Service Guide に記載がありますが、3.5 インチドライブ用には 4つの 6-32 silver-and-blue mounting screws というネジと
2.5 インチドライブ用には、4つの black-and-blue M3 mounting screws というネジが必要です。
いずれも amazon で手に入りました。
まずは、3.5 インチのハードディスクからです。
HDD 側にネジを取り付けます。
そのあと、ドライブケージを持ち上げて、HDD の片側だけ完全に奥まで差し込んで、もう一方を降ろして金具でカチンと止める形です。
個人的には、先に SATAのケーブルと電源ケーブルをつないでから、最後にドライブをケージに HDD を取り付けるほうがやりやすかったです。
次に、2.5 インチ側です。
これも 最初にドライブ側にネジを取り付けます。
マウントする際は、ドライブケージの下側から入れる形なのでちょっとやりずらいです。
2.5 インチベイの方は、ネジ4つとも溝に入れてから最後にスライドさせて金具でカチンと固定する形です。
2 つともマウントした後は以下のような感じです。
使った SATA ケーブルは以下です。
10cm だと短すぎてドライブケージが持ち上げれられないので、20cm くらいがちょうどよさそうです。
もちろん 2.5 インチベイ には SSD も取り付けられます。
ちなみに、金具を取り外したほうの 3.5 インチベイに、ネジを取り付けた 3.5 インチ HDD を入れた場合もグラフィックスボードに干渉するので、
MSI GeForce RTX 3050 LP 6G OC と 3.5 インチドライブベイ x2 を同時に使いたい場合は何かしら工夫が必要です。
参考となれば幸いです。
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