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HP EliteDesk 800 G5 SFF (外観、分解)

2024年8月18日

概要

少し古いモデルですが、HP EliteDesk 800 G5 SFF を中古で入手しましたので、いろいろと情報を残しておきたいと思います。

なお HP EliteDesk 800 G5 には、SFF (スモールフォームファクター) のほかに、モニターの裏側に直接マウント可能な DM (ダイレクトマウント) モデルと、タワー型の TW モデルもあるので注意してください。
本稿は、SF あるいは SFF と表記されるスモールフォームファクターのモデルについての記事です。

スペック

今回入手できたのは以下のスペックです。

OSWindows11 Pro 64bit
CPUIntel Core i5-9500 3.00GHz
メモリ8 GB
ストレージSSD M.2 2280 NVMe 256GB x1
(M.2 PCIe x4-2280 は全部で2スロットあり、1つ空き)
光学ドライブDVDマルチドライブ
メディアカードリーダーライターSD メディアリーダーライター
グラフィックプロセッサ内蔵 インテル UHD グラフィックス 630
外部インタフェース有線 LAN インテル I219LM ギガビット ネットワークコネクション
USB ポート USB Type-C 3.1×1( 前面1) 、USB3.1×6( 前面2 、背面4) 、USB2.0×4( 前面2(1 つはチャージングポート) 、背面2)
DisplayPort×2( プロセッサー内蔵グラフィックス)
D-Sub x1
ワイヤレスLANIntel Wireless-AC 9560 vPro + BT5
拡張スロットロープロファイル16x PCIe×1 スロット、ロープロファイル16x PCIe(4x での動作)×1 スロット、ロープロファイル1x PCIe×2 スロット : すべて空き
拡張ベイ内部 3.5 インチ×2 、内部2.5 インチ×1 : すべて空き

参考までにメーカーのホームーページは以下となっています。
https://jp.ext.hp.com/desktops/business/elitedesk_800_g5_sf/

私が見つけたの中古 PC は 2万円以下でしたが、この記事を更新時点ではお買い得だったと思います。(多少外装に傷はありますが)

外観、およびふたを開けてみたところ

外観です。
縦置きすると、箱ティシュー5個パックくらいの高さと幅で、奥行きは箱ティシューより 9cm くらい大きいです。

以下は、フロント側の外部インタフェースです。
右上の DVD マルチドライブが見えています。
写真下段の一番左の細長いのは SD カードリーダーライターです。
USB としては、その右に USB Type-C は1ポートありますが、モニターの信号は来ておらず、いわゆる Thunderbolt ではないです。
さらに右に Type-A のポートが 4つあり、USB 3.1 x2 (以下の写真だと左側の SSマーク付きの 2ポート) と、USB 2.0 x1 (左から3番目) と USB 2.0 チャージングポート (一番右の雷マークのついているポート) があります。パソコンの電源を切っていても電源ケーブルがつながっていれば給電可能という意味で チャージングポート ということだと思います。

次に背面の外部インターフェースです。
USB 3.1 x4 (SSマークのところ) と USB 2.0 x2(キーボードマークのところ) 、
および オンボードのディスプレイ出力としては ディスプレイポートが 2つと D-Sub が1ポートあります。(D-Sub は デフォルトでは付かなかったはずなので、この筐体はオプションで追加されたのだと思います。)
この頃の HP のデスクトップには HDMI ポートは標準搭載ではないので、HDMI 接続でしかつながらないモニターをお持ちの場合は、変換ケーブルか Displayポート – HDMI ポート のケーブルが必要です。

以下、フタ (アクセスパネル) を開けたところです。
アクセスパネルを止めているレバーが背面にある都合上、以下の写真は下側が背面になっています。
ネジ止めはないので簡単に開けられます。

前面側にはベゼルがついているのでそれも取ります。
アクセスパネル側の角にツメが3つあるので、それを外して手前に倒す形でベゼルは取り外せます。

フロントベゼルを外すと、ドライブケージを持ち上げることができます。(フロント側を軸として回転させながら動かす形)
いろいろ写真の向きが変わっていて恐縮ですが、以下の写真は右がフロント側です。

ここまで開けると、メモリや M.2 SSD、3.5/2.5 インチドライブベイ、PCI-Express スロットなどにアクセスできます。

メモリスロット

HP EliteDesk 800 G5 SFF メモリスロット

M.2 SSD スロット
全部で 2スロットあるので 2280 の M.2 SSD があれば追加できます。

以下、3.5/2.5 インチドライブベイは、先ほど持ち上げたドライブケージにあります。
黄色いところが 3.5 インチ用のドライブベイで、オレンジが 2.5 インチ用のドライブベイです。
ディスクをマウントするには専用のネジを用います。

以下、PCI-Express のスロットです。
嬌態を縦置きしたときに一番上、写真だと黒いスロットが PCI-Express x16 スロットです。
ブラケットはロープロファイルにしか対応していません。

拡張性について

拡張性として以下があります。

ストレージ用

  • M.2 2280 のスロット x2 (1つは使用済み)
  • 3.5 インチ SATA 用 x2
  • 2.5 インチ SATA 用 x1

PCI スロット側

  • ロープロファイル16x PCIe×1 スロット
  • ロープロファイル16x PCIe(4x での動作) ×1 スロッ
  • ロープロファイル1x PCIe×2 スロット

メーカの詳細スペック表を見ると以下となっています。
https://jp.ext.hp.com/desktops/business/elitedesk_800_g5_sf
https://jp.ext.hp.com/content/dam/jp-ext-hp-com/jp/ja/ec/lib/products/desktops/spec_pdf/800g5sf_cto.pdf
https://jp.ext.hp.com/content/dam/jp-ext-hp-com/jp/ja/ec/lib/products/desktops/spec_pdf/800g5sf_bto.pdf

CTO (configure to order) モデルだと、グラフィックスカード (AMD Radeon R7 430 LP 2GB, AMD Radeon R7 430 LP 2GB, AMD Radeon RX550X LP 4GB) の搭載も可能だったようなので、
個別にグラフィックボードの追加も可能と考えられます。(エアフローや電源を考慮する必要はありますが。)

少し検索してみると、この HP EliteDesk 800 G5 にグラフィックスカードを追加して、安めでそこそこのゲーミング PC に仕立てるのが流行っているよう (流行っていた) ですね。

私もグラフィックスカードを追加してみましたのでご参照ください。

参考となれば幸いです。