概要
Android Studio は、Android アプリ開発用の公式の統合開発環境(IDE)です。
Kotlin だけでなく Java によるアプリケーションの開発も可能です。
Kotlin のプログラムの開発・実行環境としても利用可能です。
Android Studio のダウンロードとインストール
まず、Android Studio のダウンロードとインストール方法について記載します。
- Android Studio のダウンロードページにアクセスします。
https://developer.android.com/studio
- [Android Studio Hedgehog をダウンロードする] をクリックします。
(2024/01/13 の時点では Hedgehog です。バージョンによって Hedgehog の部分は表記が変わります。)
- 規約と条件を確認し、同意できる場合は
[上記の利用規約を読んだうえで利用規約に同意します。]
のチェックボックスをオンにして、
[ダウンロードする: Android Studio Hedgehog | 2023.1.1 Patch 1 (Windows用) ]
をクリックします。
本稿更新時点では、android-studio-2023.1.1.27-windows.exe がダウンロードできました。
- ダウンロードした android-studio-2023.1.1.27-windows.exe を実行し、ウィザードに従って進めます。
Android Studio で作成したアプリを実行する際に、実機が用意できない場合などに仮想デバイスでの実行が便利です。
仮想デバイスのインストールや実行には、よりリソースを必要としますが基本的にはチェックをオンにしたまま進めることを推奨したいです。
インストール先はデフォルトのままでよいと思います。
スタートメニューに作成されるフォルダについてもデフォルトのままでよいと思います。
インストールが完了するまで少し待ちます。
インストールは以上で完了です。
Android Studio の起動と初回のセットアップウィザード
次に Android Studio の起動と初回の設定などについてです。
- インストールできたら Android Studio を起動します。
- 過去にインストールしていた環境で設定が残っている場合など、設定のインポートも可能です。
- 匿名の統計データの送付に同意する場合は [Send usage statistics to Google] をクリックします。送付を行わない場合は、[Don’t Send] を選択します。
- セットアップウィザードが起動します。
- インストールタイプを選択します。通常は Standard でよいと思います。
- インストール内容について確認して、Next をクリックします。
- Standard を選択すると、いくつかのコンポーネントが自動選択されますが、それぞれのライセンスを選択し確認後、Accept のラジオボタンをオンにします。
- 上記で Finish をクリック後、インストールが開始されます。
必要なコンポーネントはダウンロードされます。
しばらく待ちます。
Finish がクリックできるようになれば、セットアップウィザードは完了です。
- Android Studio が起動します。
プロジェクトの作成と実行
プロジェクトを作成し実行してみます。
- [New Project] をクリックします。
- [Empty Activity] を選択して、[Next] をクリックします。
- プロジェクトの名前を入力し、ここではほかのデフォルトのままとして Finish をクリックします。(適宜変更いただいても問題ありません。)
- メインウィンドウが開き、再度必要なコンポーネントのダウンロードやプロジェクトのビルドが行われます。最初はしばらく時間がかかるかもしれません。
右下に進捗を示すバーが表示されます。
途中 Windows ファイアウォールが有効な環境だと、adb.exe に対して許可をもとめるダイアログが表示される場合がありますので、その場合は許可します。
- 右下の進捗バーがなくなり、左側のツリーを含めてすべて表示されると操作可能です。
今回はそのままビルドして実行します。右上の Run ‘app’ ボタンをクリックします。
プログラムがコンパイルされます。PC の性能にもよりますが、プログラムのコンパイルや AVD 初回起動時は時間がかかります。
ここでもしばらく待ちます。
- Android Virtual Device (AVD) が起動し、AVD 上でアプリが起動します。
Android Studio の New UI
Android Studio Giraffe (2022.3.1) 以降は、New UI が実装されています。
Giraffe を新規でインストールした場合は従来の UI がデフォルトだったと思いますが、Hedgehog では New UI がデフォルトのようです。
Hedgehog で、以前の UI を利用したい場合は [File] メニュー – [Settings] – [Appearance & Behavior] – [New UI] から設定可能です。
Android Studio 日本語化
本稿更新時点での Android Studio のバージョンは 以下ですが、UI を日本語化する公式な方法はなさそうです。
Android Studio Hedgehog | 2023.1.1 Patch 1
Build #AI-231.9392.1.2311.11255304, built on December 27, 2023
非公式とはなりますが、ある程度の日本語化は行えるようです。
非公式なので、あくまで参考程度となりますが別ページに記載しておきます。