2-8. IntelliJ IDEA を利用した方法
概要
Kotlin を開発した JetBrains 社が開発・販売している統合開発環境です。
JVM言語用の統合開発環境であり、Kotlin だけでなく、Java、Scala、Groovy、Clojure などにも対応しています。
事前準備
Java の実行環境をあらかじめ用意しておくとスムーズです。
IntelliJ IDEA のダウンロードとインストール
まずは、IntelliJ IDEA のダウンロードとインストール方法について記載します。
- IntelliJ IDEA のサイトにアクセスし、ダウンロードをクリックします。
https://www.jetbrains.com/ja-jp/idea/
- ここでは Community Edition をダウンロードした例とします。
- ダウンロードした ideaIC-2023.3.2.exe を実行します。
- ウィザードに従ってインストールを行います。
インストール先の指定です。通常はデフォルトのままでよいと思います。
必要に応じて、ショートカットや関連付けの設定をします。
スタートメニューへの登録フォルダを入力します。通常はそのまま [Install] でよいと思います。
インストールが開始されます。
インストール完了です。
- インストール完了後、IntelliJ IDEA を起動します。
利用許諾を確認して、同意できる場合はチェックボックスをオンにして、[Continue] をクリックします。
匿名統計データ共有について内容を確認し、送付を行わないのであれば [Don’t Send]、匿名データの送付を許容するのであれば [Send Anonymous Statistics] をクリックします。
起動できました。
プロジェクトの作成と実行
IntelliJ IDEA では、ソースコード、テスト、使用するライブラリ、ビルド手順、個人設定を 1 つのプロジェクトとして管理します。Kotlin のプログラムを作成・実行する際もプロジェクトを作成する形となります。
- IntelliJ IDEA を初めて利用する場合、起動した直後は以下のような画面になっています。
プロジェクトを新規作成するために、[New Project] をクリックします。
- プロジェクトの作成画面が開きます。
ここではプロジェクト名を入力して、あとはデフォルトのまま進めます。
Name : プロジェクト名
Location : ~\IdeaProjects
Create Git repository : オフ
Language : Kotlin
Build System : IntelliJ
JDK : 既に設定済みの Java 実行環境が選択されていることを確認。ここまで流れ設定している場合は Open JDK 21 が選択されていると思います。
Add sample code : オン
- Advanced Settings もデフォルトのままとします。
- サンプルコード有りとしたので、Hello World! が出力できる Main.kt が作成された形でプロジェクトが作成されます。
特に変更は行わず、そのまま右上の Run (再生ボタン) をクリックします。(インデックスの作成などに少し時間がかかる場合があるので、クリックできるようになるまで待ちます。)
- PC の性能にもよりますが、数秒から数十秒程度 ビルドがを終わるのを待ちます。(右下に進捗を示すバーが表示されます。)
コンパイルと実行が完了すると、結果が下に表示されます。
日本語化
IntelliJ IDEA のメニューなどは日本語化可能です。
- IntelliJ IDEA を起動します。
前回開いていたプロジェクトが自動的に開かれると思いますが、一旦 [File] メニュー – [Close Project] でプロジェクトを閉じます。 - 最初の画面が開きますので、[Plugins] を選択し真ん中の上部の検索欄に japanese と入力します。
- 表示された [Japanese Language Pack / 日本語言語パック] をクリック、一番右の領域の [Install] をクリックします。
インストール後 [Restart IDE] に表記が変わるので、[Restart IDE] をクリックします。
- IntelliJ IDEA の再起動後、メニュー項目などに日本語になっていることを確認します。
以上です。
日本語化のプラグインを無効化すれば元の英語表示に戻ります。