Stable Diffusion / Sampling method による違い

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概要

Stable Diffusion WebUI (AUTOMATIC1111 版) で画像を生成する際に使用する Sampling method でどのように違ってくるか試しました。

Sampling method とは

Sampling method とは、Stable Diffusion が画像を生成する際に、ノイズを徐々に除去していく過程で用いられるアルゴリズムのことです。ディフュージョンモデルでは、初期のランダムなノイズから始めて、複数のステップ(Sampling Steps)を通じて画像を生成します。この各ステップで、ノイズをどのように除去していくかを決定するのが Sampling method の役割です。

Sampling method によって以下の要素が変化します:

  • ノイズ除去の精度や方法
  • 出力画像のスタイルや特徴
  • 計算コストや生成速度

ベースの設定

以下のページの最後で利用したものと同じ設定で行います。

  • Stability Matrix 経由 Stable Diffusion WebUI (AUTOMATIC1111 版) を使用
  • チェックポイント : yayoiMix_v25.safetensors
  • txt2img で作成
    • Prompt : a girl, high resolution, professional photography quality
    • Negative Prompt : low quality, cartoonish, painting, digital art, illustration, anime, 2D art, sketch, watercolor, flat colors, stylized, low quality, blurry focus on the subject, deformed, disfigured, grainy, overexposed, abstract
  • Sampling method : DPM++2M
  • Schedule type : Automatic
  • Sampling steps : 20
  • Hires.fix : なし
  • Refiner : なし
  • Width : 512
  • Height : 512
  • Batch count :1
  • Batch size :1
  • CFG Scale : 7
  • Seed : 1622676478

Sampling method による違い

上記のパラメータで、Sampling method のみを変更して画像生成してみました。
(画像クリックで拡大、左右カーソルキーで順番に表示できます。)

DPM++2M

DPM++SDE

DPM++2M SDE

DPM++2M SDE Heun

DPM++2S a

DPM++3M SDE

Euler a

Euler

LMS

Heun

DPM2

DPM2 a

DPM fast

DPM adaptive

Restart

DDIM

DDIM CFG++

PLMS

UniPC

LCM

Sampling method によって変化があるので好みの画像が生成できるものを利用していく形ですね。

参考となれば幸いです。