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Windows 11 ライセンスの適用方法について

概要

Windows 11 を利用するには、ライセンスのアクティベーションが必要です。
先日 Windows 11 24H2 の仮想マシンを作成しローカルアカウントでセットアップした際には、ライセンス未適用でしたが、その後ライセンスをアクティベートしてみたので情報を残しておきます。

さらに、コンピュータを変えずに Windows 11 だけ再インストールした場合にどのようになるかも試してみました。

Windows 11 24H2 での GUI メニューをベースにしているので、ほかのバージョンではメニューの表記名などが異なる可能性があります。適宜読み替えてください。

Windows 11 のライセンスの種類

まずは、ライセンスの種類について念のため記載しておきます。
個人ユーザ向けの Windows ライセンスは以下になると思います。

  1. リテール版(Retail):
    • 一般的に「パッケージ版」や「オンラインコード版」として販売されるもので、Microsoft Store や正規販売店から購入する
    • 他のPCに移行可能
  2. OEM版(Original Equipment Manufacturer):
    • PCメーカーが自社のPCにプリインストールして販売するライセンス
    • 購入したPCにのみ使用でき、他のPCに移行することはできない
  3. DSP版(Delivery Service Partner):
    • 自作PCユーザー向けに、PCパーツと一緒に販売されるライセンス
    • リテール版よりも安価だが、購入したパーツと一緒に使用する必要がある

注意) ボリュームライセンス版は、法人向けなので記載していません。

使用するライセンスは、先日のページでも言及している 購入済みのリテール版ライセンスです。
このあとは、リテール版ライセンスのみに言及します。

Windows 11 のライセンスの確認方法

ライセンスの確認方法についてです。

まずは、GUI での確認です。
[スタート] ボタンを右クリック – [設定] – [システム] – [ライセンス認証] から確認できます。

先日作成した仮想マシンでライセンス認証を行う前は、以下のような形で表示されました。

次に CLI での確認です。
[スタート] ボタンを右クリック – [ターミナル(管理者)] から、管理者権限でターミナルを起動して、以下を実行すると確認できます。

slmgr /dli
slmgr /dlv

詳細は、マイクロソフトのページもご参照ください。

Windows のライセンス認証を行う
https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-%E3%81%AE%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9%E8%AA%8D%E8%A8%BC%E3%82%92%E8%A1%8C%E3%81%86-c39005d4-95ee-b91e-b399-2820fda32227#WindowsVersion=Windows_11

Windows 11 のライセンスの適用、アクティベーションの方法

Windowsのライセンスの適用とアクティベーションには、いくつかの方法があります。

  1. プロダクトキーを使用してライセンスを適用する方法
  2. デジタルライセンスを使用した自動アクティベーション
  3. 電話を使ったアクティベーション

注意) ここでも、ボリュームライセンスに関連した操作には言及しません。

プロダクトキーを使用してライセンスを適用する方法

Windows 購入時に付属しているプロダクトキーを使用してライセンスを適用・アクティベートする方法です。インターネット接続が必要です。

プロダクトキーなしでセットアップされた環境だと以下のような流れです。

(1) [スタート] ボタンを右クリック – [設定] – [システム] – (右側をスクロールダウン) – [ライセンス認証] を選択します。

(2) [プロダクトキーを変更する] – [変更] をクリックします。

(3) プロダクトキーを入力後 [次へ] をクリックし、ライセンス認証が完了するまで待ちます。

以下、先日作成した Windows 11 Pro の仮想マシンでライセンス認証を行った際のスクリーンショットです。

デジタルライセンスを使用した自動アクティベーション

デジタルライセンスは、ハードウェアに関連付けられ、Microsoftアカウントと紐づけられうるライセンスです。

詳細は、マイクロソフトのページを確認いただくのがよいかと思います。
Windows のライセンス認証を行う
https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-%E3%81%AE%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9%E8%AA%8D%E8%A8%BC%E3%82%92%E8%A1%8C%E3%81%86-c39005d4-95ee-b91e-b399-2820fda32227#WindowsVersion=Windows_11

例えば、自動的にアクティベーションがかかる状況として、以下などが考えられると思います。

  • すでに、プロダクトキーを入力済みなどにより ライセンス認証済みのコンピュータ (物理 または 仮想) に対して Windows 11 を再インストールする。

先日作成した仮想マシンにおいて、上記の “プロダクトキーを使用してライセンスを適用する方法“ でアクティベートした後に、仮想マシン自体は削除せずに ディスクのパーティションはすべて消してから Windows 11 再インストールしてみましたが、自動で再アクティベーションされました。
再インストール時は、インターネット接続や Microsoft アカウントへのサインインは必須ではなく、インターネット接続できる状態になったら自動でアクティベートされる形です。

電話を使ったアクティベーション

インターネットに接続できない場合や、自動アクティベーションが失敗した場合に使用します。

(1) [スタート] ボタンを右クリック – [設定] – [システム] – (右側をスクロールダウン) – [ライセンス認証] をクリックします。

(2) [プロダクトキーの変更] をクリックします。

(3) プロダクトキーを入力し、次へをクリックします。

(4) エラーが発生し、電話でのアクティベーションオプションが表示された場合、[電話でのライセンス認証] をクリックします。
  または、[スタート] ボタンを右クリック – [ファイル名を指定して実行] から slui 4 と実行すると、電話でのライセンス認証のダイアログが直接立ち上がります。

(5) 表示された電話番号に電話し、電話の音声の指示に従って進める形です。

以前、電話での認証を行った際のスクリーンショットは以下です。
私が行った際は、アクティベーション ID はスマホのキーパッドでの入力ではなく、案内に従って対象のインストールID数字を発声 → 復唱される → はい と答える いう流れでした。
インストール ID は 7桁の数字 x 9 なので 思ったよりも時間がかかりました。
さらに、その後 確認 ID が案内されます。音声案内か SMSでの案内かを選択できますが 6桁 x 9 の数字なので、SMS で送信してもらい見ながらのほうが入力しやすいと思います。

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参考となれば幸いです。