HP EliteBook 830 G5 (分解)
概要
手持ちの古いノートパソコン (HP EliteBook 830 G5) についても分解する際の情報を残しておきます。
製品概要
HP Elitebook 830 G5 は、法人向けのノートパソコンで、すでに 2019年に新規発売は終了しています。
中古 (ネットショッピングやフリマ、オークションなど) で、流通数的にも価格的にも比較的入手しやすい機種で、今でもインターネットやメールや動画鑑賞、ブログ執筆などでは十分な性能だと思います。
プロセッサは、Intel Core プロセッサの第7世代か第8世代が搭載されています。(私の手持ちのノートパソコンは Core i5-7200 搭載モデルです。)
以前中古で購入したものですが、私の手持ちの PC のスペックをまとめておくと以下のような感じです。
OS | Windows 10 Pro(日本語) |
CPU | インテル® Core i5-7200U プロセッサ |
メモリ | 8GB (8GB×1) DDR4-2400 |
ストレージ | 256 GB M.2 SSD (撮影時は、SATA 6Gb/s の M.2 SSD ですが、NVMe の M.2 SSD も動作しました。) |
Webカメラ | 720p HD Webカメラ(固定焦点レンズ) プライバシーシャッター付き |
ディスプレイ | 13.3 インチワイド(16:9)フルHD 液晶ディスプレイ(非光沢、1920×1080ドット、IPS 方式)、LEDバックライト |
ネットワークコントローラー | インテル® イーサネット・コネクション I219-V (1000Base-T/100Base-T/10Base-T) |
無線 LAN / Bluetooth | インテル® Dual Band Wireless-AC 8265 802.11 a/b/g/n/ac(アンテナ数:送信2、受信2、MU-MIMO対応)(Wi-Fi準拠、CCX準拠)+ Bluetooth 4.2 |
グラフィックスタイプ | インテル® HDグラフィックス620(プロセッサー内蔵) |
インターフェイス | USB Type-A 3.1 Gen1ポート×2(左側の1基がパワーオフUSB充電対応)、USB Type-C ポート(Thunderbolt™対応)×1、HDMI (1.4b)×1、ヘッドフォン/マイクコンボジャック×1、ネットワークポート(RJ45)×1、ドッキングコネクター×1 |
セキュリティチップ | TPM 2.0 |
オーディオ機能 | Audio by Bang & Olufsen、内蔵ステレオスピーカー、内蔵トリプルマイク |
サイズ(W×D×H) | 約 324×215×17.9 (最薄部、突起部含まず) mm |
質量 | 約 1.36kg |
法人向けなのでシンプルなデザインです。
ドキュメント
分解の際に役に立つのは Maintenance and Service Guide です。
残念ながら日本語版はありませんが、英語版でも特に内容はわかると思います。
以下の確認・ダウンロードできます。
HP EliteBook 830 G5 Notebook PC マニュアルとガイド
→ HP EliteBook 830 G5 Notebook PC Maintenance and Service Guide
以下では裏蓋を外しただけですが、システムボードや キーボードは外したいなどあれば、ガイドに従えば外せます。
必要に応じてご確認ください。
実際に裏蓋を開けてみた
分解する際は自己責任にてお願いします。
裏蓋を開ける際に、緩める必要があるねじは 以下の黄色のねじ 8か所です。
ねじは完全引き抜けず、ばねで止まりますので、無理に引き抜かずによいです。失くさずに済みます。
ねじを緩めた後は、プラスチックのツメで止まっている部分を外します。
今回は角のほうからやってみました。
HP 245 G10 の際も使いましたが、ケースオープナーなどを差し込んでゆっくりと横に滑らしていくと折れずに簡単に外れます。
ツメの位置は以下の黄色矢印の先です。
裏蓋を開けると以下のような感じです。
メモリスロットや M.2 SSD に簡単にアクセスできます。
実際は、8GB のメモリを追加して使ってました。
詳細スペック表に少し記載がありますが、このモデルだと DDR4-2400 対応ですが、DDR4-2666 のメモリが搭載されることがあるようです。
実際上記の DDR4-2666 のメモリを搭載してみましたが、2133MT/s として特に問題なく利用できていました。
増設の際は、入手しやすいほうを選択する形でよさそうです。
EliteBookは、企業向けのノートPCの中で、比較的上位のプロダクトラインです。
そのため、昔の型でありながら、システムボードはよりよい性能を持っていて、USB-C のポートが Thunderbolt なっています。(細かいところは、また後日ページを追加したいと思います。)
個人的には今となってはコスパの良いPCだと思います。
これから入手を検討される方やすでにお持ちの方など参考になれば幸いです。
法人向けではなく、個人向けの PC をお探しの場合は以下からも購入できます。